作り方・考え方2の記事
作り方・考え方3の記事
通しチャートその1の記事
はじめに
ドラゴンクエスト6(以下DQ6)のリアルタイムアタック(以下RTA)のチャートを最初から作成する場合、よく言われることは最終ボスであるデスタムーアを倒すために必要なものを考えてからチャートの方向性を固めた方が良いという点。
デスタムーアはドラゴンクエストのRTAで戦うボスの中でもかなり強いボスなので何も対策をしていないと手も足も出せずにやられてしまう。そのため効率よく、最終戦になるまでに準備が整うようにチャートを作成していく方法が良いと思われる。
まず最初に考えることはデスタムーア戦の対策を仮定しながら立てていき、実際にプレイしてみて想定と比べてどうなるかを検証しながら、大幅な修正が必要な場合はチャートそのものも修正を試みるというような方法を繰り返していきチャートを作成する。
優先順位としては、チャートの大まなか作成→分割でも良いので通してみる→チャートの修正→道具管理→歩数の最適化(忍び足調整等)→コマンド入力の改善…
まずはチャートを作って走るという部分を骨組みと考え、それ以外を肉付けと位置づけして進めていくイメージで完成させていく。道具管理や歩き方についてはチャートが固まった段階で方向性も決めて、その後何度も通し練習して身につけていく。納得がいかない場合はチャートの(一部)作り直しという選択肢も。
コマンド入力はボス戦や道具管理等で繰り返し入力するような箇所は指が慣れていくため、チャートや道具管理を変更すると固定化されたいた入力も再度慣らしていく必要があるため優先順位は最後の詰める要素と考えるくらいで良い。
次にチャートを作成する時の区分けの考え方について。DQ6のチャートで前半と呼ばれる区間は真ムドー(ムドー3)撃破までのことを指す。つまり、ダーマ神殿で転職、熟練度稼ぎをして様々な呪文や特技を習得できるようになる前のことでもある。このゲームのRTAは熟練度稼ぎが非常に重要なため、デスタムーア戦で戦略を変えたい場合でも前半はあまり影響がない事が多い。
後半と呼ばれる区間は真ムドー撃破後からエンディングまでを指す事が多いつまり、熟練度稼ぎの影響が大きく出る部分。しかし前半に比べ後半と呼ばれる区間が長いため、この区間をいくつかに分けられることもある。
ここでは記事の内容等を考慮し、真ムドー撃破までを前半とし、それ以降を後半とするが、そこからさらに3分割することにする。ミラルゴ撃破まで、デュラン撃破まで、エンディングまで。呼び方はお好きな呼び方を(例 後半の前半、後半の中盤、後半の後半…)。
とうのへいたい
まずは最初のボスモンスターのとうのへいたいまでのチャートを考えていく。
とうのへいたい自体は装備、道具さえ整えていればレベルが1でも倒すことが可能ではあるが少々運が絡んてきてしまう。運要素は今あるチャートの限界が来た場合に徐々に手を出すといった方が精神衛生上良いと思われるため、まずはレベルを上げてとうのへいたいを撃破することを考えていく。
レベルを上げるということは戦闘してモンスターを倒さないといけないため、その戦闘をすばやく終わらせる武器として最初に思いつくのが、一度の攻撃でモンスター全体に攻撃できるブーメラン。問題としては価格が高いという点と会心の一撃が出ないという点。
1/64で出る会心の一撃に頼るのは運要素になってしまうため、価格の面をカバーしていけばブーメランを購入できるのではないかという仮説を立てていく。もしダメだったら別の武器で代用する…といった風に修正しながらチャートを作成していく。
では防具はどの範囲のものまで購入できるのかというものも考えていく必要がある。
さらには戦闘の回復は呪文にするか道具で代用か?呪文は主人公のレベル4でホイミを覚えるがそこまでレベルを上げる時間と道具(薬草)の回収、金策のどちらが結果的に加速できるかを考えていく。
これらはもちろん、物語に必ず行うイベントを発生させるまでの道中のついでに回収できるのが理想。
それらが全て決まったら実際に走ってみてどれくらいの時間がかかったか確かめて、もっと速いタイムを目指すのであれば無駄等の見直しを行い理想のタイムに近づけていく。
このページはあくまでもチャート作成の考え方であり、どれが正解というのは一概に言えないが、速いとされている方法は、
装備をブーメラン、鱗の鎧、鱗の盾、木の帽子を装備して主人公のレベルを3にし、道具欄を薬草で(ほぼ)埋め尽くす方法である。金策は主人公の初期装備、革の帽子、棍棒、村の民芸品(最高売却額まで釣り上げる)、盗賊の鍵の売却と道中の壺等からゴールドを入手することで足りる。
チャート、チャートそのもの解説は後日投稿予定の記事にて。