SFC版ドラゴンクエスト6のしのびあしについて
SFC版ドラゴンクエスト6のしのびあしはとうぞくの★6(戦闘回数65回)で習得できる移動中に使用できる特技である。
効果はエンカウント判定のあるエリアを127歩の間、エンカウント率を半分にするものである。
実は他にも効果があり、敵からの先制率を1/4下げるというものもある。
しかし、あまりにも使い勝手が良すぎたのかして、他作品ではエンカウントの減少率などが下方修正されている。
しのびあしカットは可能か?
RTAでは時間がかかるだけのエンカウントはしないことに越したことはないので、そのエンカウントする可能性を減らしてくれるしのびあしは非常にRTA向けの特技とも言える。
しかし、問題があるといえば、習得までの戦闘回数が65回と結構な回数が必要になってくる。
現在の熟練度稼ぎについて
現在のチャートの熟練度稼ぎは実質、しのびあしを習得するまで戦闘を行う事が前提となっている。
しのびあしの習得をカットすれば熟練度稼ぎも大幅に減らすことができ、うまく行けばクリアタイムも大幅に短縮できる可能性がある。
それでもしのびあしを習得するということは、しのびあしを習得するまでの時間よりもエンカウントによるタイムロスのほうが大きいと考えられているからである。
しのびあしが無いため発生するロス
具体的なロスとして考えられるものは、SFC版ドラゴンクエスト6RTAは熟練度は稼ぐが経験値はそこまで稼がないのでレベルが低い傾向にあり、エンカウントするモンスターが味方のレベルに合わないくらい強い状態になり逃げミスを何度も起こすと全滅する可能性が発生するというのもある。
ドラゴンクエスト6では熟練度を稼ぐことで様々な呪文・特技を習得できるが、極端な話、全く熟練度を稼がずにクリアしようとすることは十分可能である。
もちろんその分、(固定)戦闘に時間がかかってしまう。
しのびあしカットで発生してしまったエンカウントによるタイムロスは仕方がないとしても、固定戦闘での時間はあまり影響の無いようにしたいので必要最低限の呪文・特技に絞って最適な戦闘回数を見つけていくことになる。
戦闘回数1回で習得できるまほうつかいのメラミ(とラリホー)や9回で習得できるせんしのきあいため辺りは戦闘回数の割に強力な部類なので可能性としてありそうである。
その他の呪文・特技は固定戦闘で徐々に稼ぐという方向になるかもしれない。
SFC版ドラゴンクエスト6ではダンジョンなどでエンカウントのしやすさに差があるので事前に対策を練り、エンカウントしてもタイムロスの少ない方法を見つけておけばもしかするとしのびあしカットも可能性があるのかもしれない。
対策例
例えば、エンカウント率が高いところに出現するモンスターの強さなどを予め確認しておき、簡単に倒せそうなモンスターが出現したら倒しに行ったり、逃げるにしても防具や回復の仕方を工夫したりすることで時間のロスを少なくすることも可能かもしれない。
モンスターを倒すことが多くなりそうであれば、その戦闘回数分熟練度を稼ぐ前提にしたり、レベルアップを見積もってみるのもいいかもしれない。
最も時間のかからない方法はエンカウントしないことがそれだが、現実的ではないのでも可能性としてありそうなことは、特に考えることもなく全ての戦闘をすぐ逃げ、更にそんなに逃げミスを発生しなければいいだけの話になってしまう。
それを狙うとなると非常に運要素が大きくなってしまうので、事実上しのびあしが無い状態でRTAでのタイム短縮は不可能と考えられ、しのびあしカットは避けられているということにも繋がる。
これから
元々、SFC版ドラゴンクエスト6RTAはしのびあしがあること前提でずっとチャートが作られていたこともあり、エンカウント対策についてはそこまでしっかりと調査されていないと思われる。
調査した結果、エンカウント対策もそこまで難しくないということが判明し、チャートの変更が起きるかもしれない。
そして、これが成功したら次は全部逃げること前提の運要素をかなり取り込んだチャートになるかもしれない。